おしげさんだよ!
6月に入っていよいよ梅雨の季節だね。
雨降りの日が多くなるけど、
この時期だけの楽しいこともいっぱいあるんだ。
そのなかでも、今日は・・・
「モリアオガエル」の卵を紹介するよ。
モリアオガエルは、名前に「モリ」がつくように、
木が大好きなんだ。
もちろん両生類なので、水も好きなんだけど、
それと同じくらい木が好きで、
この時期=産卵期には、木の上から
鳴き声が聞こえることも多いよ。
じゃあ、モリアオガエルを見てみよう!
これがモリアオガエルのオスだよ。
昔は、緑も含めて「アオ」と言ったんだけど、
そのとおり、体全体が「アオ」だね。
大きさはオスで5cm位・メスだと少し大きくなるので
7~8cm位になるよ。
手には吸盤があるので、これで木やケースにひっつくことが
出来るんだけど、ヒキガエルやトノサマガエルには吸盤がないので、
ひっつく事ができないんだ。
モリアオガエルの最大の特徴は、
木の上に卵を生むことなんだ!
上の写真を見てくれるかな。
木の枝に白い丸い物があるよね。それが、モリアオガエルの卵なんだ。
卵は泡で包まれていて、太陽があたっても
卵が乾燥しないようになっているんだ。
「卵が生まれてしばらくすると、
泡の中では何が起こると思うかな?
みんな考えてみよう!」
さて、みんなこたえがでたかな?
もう答えを教えてもいいかなぁ?
答えは・・・
「オタマジャクシになっている」だよ!
泡の中でオタマジャクシになって、
雨が降ったら泡が柔らかくなるので、
そこからオタマジャクシが動きまわって
下の池に落ちる仕組みになっているんだ。
モリアオガエルの泡は、オスやメスが出す体液を
卵を生みながら足でかき回すと出来るんだ。
ケーキを作るときのメレンゲみたいなものだね。
この泡もしばらくすると、表面が固まって中はフワフワ。
ちょうどシュークリームみたいになるんだ。
このモリアオガエルの卵が見られる所は、
山や山の近くの池や水溜り。
アマガエルのように住宅街や公園にはいないので、
見に行く時は山へ行こう!
それと、川には産卵しない。
流れが苦手なので、池や水溜りを重点的に探してみよう。
それと、山や池は危険がいっぱい。
見に行く時は、必ずオトナの人と一緒に行こうね。
子供同士で行ってはいけないよ!
じゃ!健闘を祈る!
またね。
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